プラ板(プラスチックの板)は熱(ねっ)するとちぢんで小さくなります。これは熱可塑性(ねつかそせい)と言って、熱するとやわらかくなり、さめるとかたくなる性質(せいしつ)によるものです。プラ板を作るときに強い力で引きのばしていたので、熱してやわらかくなると元の大きさにもどったのです。プラ板の熱可塑性を利用してキーホルダーを作りましょう。オーブンの中でぐにゃっとちぢむ様子がとてもおもしろいですよ。
はじめに
菅生小学校の四宮です。プラ板の熱するとちぢむ性質を使ってキーホルダーを作りましょう。
実験を見て!
まずはプラスチックのコップを熱してみましょう。どんな形になるでしょうか。熱してやわらかくすると元の形にもどります。
材料は?
使用ずみのプラスチックコップのほかに弁当(べんとう)のふたなどPS(ポリスチレン)と書いてあるものは同じ実験ができます。
材料
・プラ板:PS(ポリスチレン)と書いてあるものであればコップや弁当のふたなど何でもよい。
・アルミホイル
・透明(とうめい)マニュキュア
・キーホルダー金具(かなぐ)
・オーブントースター ・油性(ゆせい)マジック ・パンチ ・はさみ ・古本 ・軍手(ぐんて)
入手方法
・プラ板、アルミホイル、透明マニュキュア、パンチは100円ショップで買える。
・ 古本はいらなくなったものを使う。
注意すること
・オーブントースターはとても熱くなる。やけどしないように軍手をはめる。
①作り方:プラ板に油性マジックで好きなイラストをえがきます。
②作り方:はさみですきな形に切り、パンチで穴をあけます。
③作り方:オーブントースターの中にアルミホイルをしき、プラ板を熱します。
④作り方:プラ板がちぢんだらオーブントースターから取り出し、古本で押さえる。
⑤作り方:透明マニュキュアをぬって、穴に金具をつけると完できあがり!
⑥発展(はってん):プラ板以外にもPSと書かれたプラスチックを熱してみましょう。
【対象学年】既習内容や実験の難易度から考慮して、下記の実験ブースに★1つだと小学校5・6年以上、2つだと3・4年以上、3つだと1・2年以上が対象と考えています。もちろんその表示のみにこだわる必要はありません。