首振(ふ)りドラゴンがブルテリアになって登場!


どんな実験なの?


 有名なペーパークラフト「首ふりドラゴン」がブルテリアになって登場(とうじょう)しました。見る角度(かくど)を変えると、まるで生きているかのように、ブルテリアがあなたを見つめます。ドラゴンよりも簡単(かんたん)に作れるように工夫しています。


はじめに

 愛知県で先生をしている加藤(かとう)です。有名な錯視(さくし)のペーパークラフト「首振りドラゴン」をブルテリアにしてみました。

実験を見て!

 ブルテリアがどこまでも見つめてくるように見える目の錯覚(さっかく)です。そのしかけはどこにあるのでしょうか。

 

材料は?

 材料を紹介しています。型紙(かたがみ)を印刷するときは、ペーパークラフト用の少し厚めの紙を使うとよいです。

 



材料・注意すること


材料

・ペーパークラフト用の紙:厚紙のケント紙がよい

・両面テープ:5㎜の幅

・動画(どうが)が撮影(さつえい)できるもの:スマートフォンやデジカメなど

 ……その他、道具としてはさみが必要で、撮影(さつえい)にライトがあると便利(べんり)。

 

入手方法
・材料は全て100円ショップでも買える。

 

注意すること

・ハサミを使いますので、けがに注意する。


実験のしくみは?


①切り抜く

 切り取り線に合わせて切ります。特に口の部分の切り方に注意します。

 

②組み立てる

 両面テープを貼って組み立てます。顔の部分はでこぼこを逆にします。

 

③調整(ちょうせい)する

 回転台(かいてんだい)に乗せてライトを当ててから、スマホで動画(どうが)をとってみよう。



④目の錯覚の原理

 ホロウマスク錯視と呼ばれる錯覚です。絵のないブルテリアでも立体に見えるでしょうか。

⑤工夫する

 サイコロなど、凹凸(おうとつ)がはっきりしているものほど、逆にすると錯覚が見やすくなります。

 首振りドラゴンは、アメリカのマジシャンJerry Andrus氏(1918-2007)が1998年に考案(こうあん)したものです。

 ブルテリアの型紙は、以下の画像をクリックするとダウンロードできます。