3つのおもりを3本の長さのちがう糸にぶら下げて、ふり子を作ります。ふり子には、糸の長さに応じた、そのふり子だけの振動周期(しんどうしゅうき)があります。この周期に合った振動をほんの少しあたえてやると、ふり子は共振(きょうしん)してゆれ始めます。1つのふり子に集中して「ゆれろ、ゆれろ!」と念じます。それだけで、手をゆらさなくても、そのおもりを大きくゆらすことができるのですね。そのヒミツとコツを伝授(でんじゅ)するので、あなたも念力(=サイコキネシス)?を使えるようになりますよ。みんなで楽しんでみてくださいね。
はじめに
加西の高田です。糸でつるしたおもりを,手でゆらすのではなく「念力(ねんりき)」を送ってゆらすことのできる「ふり子」を紹介(しょうかい)します。
実験を見て!
手で棒をゆすっているのではなく,指にのせているだけ。それで,念力をおくったおもりだけを大きくゆらすことができるんです。
材料は?
材料は,ホームセンターで買える丸棒と水糸,ナット。100円ショップの瞬間接着剤(しゅんかんせっちゃくざい)とポイントシール大です。
材料
・丸棒1本(直径1cm長さ91cm)を半分にカット
・水糸(細いタイプ)を100cm,70cm,40cmにカット
・ナット(内径M8,外径26mm,厚み2.3mm)3個
・瞬間接着剤
・ポイントシール大
入手方法
・丸棒と水糸,ナットは,ホームセンターで買える。
・瞬間接着剤とポイントシール大は,100円ショップで買える。
注意すること
・瞬間接着剤で指がくっついたりしないようにする。
・水糸はとても強いので引っぱると手が切れることがある。
①作り方1
棒を半分にカットしてまん中に印をつけ,左右4cmずつ,3つの印をつけます。
②作り方2
印に,ワッシャーを通した糸を結びつけ,もう片方も結んで固定します。
③作り方
ワッシャーが動かないように,2枚のシールではさんで固定(こてい)します。
④念力(サイコキネシスパワー)のタネ明かしをしてしまいましょう。
⑤手でゆらす,というよりも,体全体でほんの少しゆらす感じです。
⑥見ている人に「黄色,黄色」と応援(おうえん)してもらうと,大きくゆれるようになります。
⑦念力ふり子のひみつは,ふり子の長さと周期(しゅうき)との関係にあります。
⑧ふり子の長さがちがうのに,同時にゆれる場合があります。
⑨小さな力を加え続けると,大きな力(ゆれ)になる場合があります。
【対象学年】既習内容や実験の難易度から考慮して、下記の実験ブースに★1つだと小学校5・6年以上、2つだと3・4年以上、3つだと1・2年以上が対象と考えています。もちろんその表示のみにこだわる必要はありません。