炎による上昇気流(じょうしょうきりゅう)で、コウモリ?が 天じょう高くまい上がる!


どんな実験なの?


「炎のコウモリ」と名づけた実験で,ふつうなら見ることがむずかしい「上昇気流(じょうしょうきりゅう)」を体験的に理解してもらえます。特別な紙を丸めて火をつけます。炎を上げてもえる紙は,どんどん黒い灰(これがコウモリ!?)になっていきます。そして,もえつきる、そのときにに,フワッと灰がうき上がり,天じょうまで、まい上がります! 不思議でおもしろい! 4年生の中で,一番人気のある実験です。なぜこんなことがおこるのか,実験しながら考えていきましょう。


はじめに

 米田西小学校の高田です。上昇気流ってむずかしいかな。簡単に言うと「上に昇る空気の流れ」のことなんだよ。

実験を見て!

 まずは実験を見てみましょう。丸めた紙に火をつけると,なぜだか灰が,フワッとうかんで,天井までまい上がるよ!

材料は?

 カットした「かな半紙」,紙コップ,スチロールコップ, ライター,シリコンなべしき



材料・注意すること


材料

かな半紙(若宮など)を6つにカット

205mL 紙コップ1個

215mL プラコップ1個

ライター1個

シリコン鍋敷1枚

 

入手方法

かな半紙は,文具専門店で買える。(20枚1セット:カットすると120枚取れる)

紙コップ,スチロールコップ,ライター,シリコンなべしきは,100円ショップで買える。

 

注意すること

・火を使うので必ずお家の人といっしょに実験すること。

・まわりにもえやすいものがないところで実験する。広い土間がいい。

・ライターであそばない。


実験のしくみは?


①灰が天井までまい上がるのは不思議ですね。灰になると軽くなるからなんです。

 

②灰が天井までまい上がるのは,なぜ?どうして?そのひみつが「上昇気流」!

 

③スロー動画を見て,見えない「上昇気流」を感じ取ることができるかな?

 



④メイン材料である「かな半紙」の説明と加工の仕方などを見せます。

 

⑤かな半紙の用意=丸め方の説明です。三角や四角ではダメでしょうか?

 

⑥さかさに置いた紙コップが発射台(はっしゃだい)です。落ちてきた灰は,透明(とうめい)コップでキャッチ!



⑦見えない「上昇気流」ですが,強い光と白いスクリーンで見えるようになります。

 

⑧楽しい実験ですが,やけどしたり火事になったりしないように注意してください!

 

⑨かな半紙「若宮」は軽くてコシが強く,「指先風車」の材料としても最適です。

 ・科学実験・原体験データベース

NO.825「指先で風車を回そう」

ぜひ,のぞいてみてください。