「化学」は「化ける学問」と書きます。「物質の変化を研究する学問」という意味です。
色や形が変化する実験はとても面白く、魅力的ですね。
そんな化学のなかで、今回は水の色を一瞬で変える魔法のような実験を紹介します。
はじめに
高松市立中央小学校の軒原 円佳(のきはら まどか)と言います。
魔法のような不思議な実験を通して、化学をもっと好きになってくださいね。
実験を見て!
ここにペットボトルに入ったジュースがあります。グラスに移してみますね。
何だか濁っていて、あまり美味しくなさそうです。では、魔法のポットに入れてみましょう。(グラスからポットに移す)
呪文を唱えて、今度はポットからグラスに注いでみます。あら、どうしたことでしょう。あっという間に美味しそうなジュースに変身しました。不思議ですね。どんな仕掛けになっているのでしょうか?
材料は?
「魔法のポット」と呼ばれる化学手品は、茶こしのついたポットと透明なグラスを使います。また、ジュースのような色水を作るための食紅と、それを入れるペットボトルも必要です。色水はうがい薬(ヨウ素液)を使って汚します。きれいにするのは水槽のカルキ抜き剤(チオ硫酸ナトリウム)です。これらの器具や薬品はホームセンターや薬局、100円ショップなどで手に入ります。
材料
・ポット ・ペットボトル ・透明なグラス
・食紅 ・カルキ抜き(チオ硫酸ナトリウム) ・うがい薬(ヨウ素液)
これらは薬局や100円ショップなどで手に入ります。
材料の入手方法
すべてホームセンターや100円ショップ、薬局などで購入できます。
作り方①
まずは汚れた感じのするジュースを作ります。食紅と水を混ぜ、きれいな感じのするジュースっぽくします。次にこの色水にうがい薬を混ぜて汚れた感に見せます。
作り方②
次にポットを用意します。ポットの中に入れるのは水槽のカルキ抜き剤です。これを入れると、汚れたジュースがきれいなジューになるのです。
実験①
カルキ抜き剤が汚れたジュースをきれいにするのは、うがい薬の色を消すからなのです。実際にやってみましょう。本当に茶色のうがい薬の色がなくなるので不思議です。
実験②
このようにうがい薬(ヨウ素)を入れたコップが3つあります。でも元の色は違う色水なのです。カルキ抜き剤を入れた「魔法のポット」に入れると元の色が見えてきます。
実験③
このきれいになった水に再びうがい薬(ヨウ素)を入れるとどうなるでしょう?
何と入れても入れてもきれいな水のまま。カルキ抜き剤(チオ硫酸ナトリウム)の働きです。これを「ヨウ素の還元反応」とか「チオ硫酸ナトリウムによる脱色反応」と言います。
おわりに
今回紹介した化学反応以外にも、化学には面白い実験がたくさんあります。物質の驚くような実験を通して、化学の楽しさを味わってください。今回の「ジュース」は決して飲めませんから小さい子には注意してください。